豪姫、理松院、先勝院

前田利長とまつの娘、宇喜多秀家夫人の豪姫が母親。
宇喜多秀家と豪姫の娘の理松院が姉。
宇喜多秀家と豪姫の娘、理松院の妹の先勝院が妹。

「人形山」
(にんぎょうざん)
(富山県南砺市の昔話)

むかしむかし、越中の南砺野村に母親と娘姉妹の三人で薪拾いの仕事しながら暮らしておった。
父親は早くも重い病気のため二亡くなった。
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ある日、三人で山の薪を途中、母親の体が急に倒れこみ、高熱を出してしまった。
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心配しながらの姉妹が母親の看病をしました。
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姉妹は寝る前に天に向かって母親の病気を治すためのお告げをしましたが、朝が明けても母親の熱はそれでも治らなかった。
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母親を置いて姉妹だけで山仕事を済ませて、また天に向かって告げたその時、遠く離れた権現堂の方向に何やら湯気が立つのをみつけた。
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それは山の洞穴に湯が沸いていました。
これは天のお告げをしたから権現さまからいただいた湯には間違い。
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急いで姉妹が母親を荷車を乗せ、母親の病気を治すために三人で湯に入りました。
すると、母親の体がすっかり熱も治り元気を取り戻した。
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その夜、姉妹は権現堂へお礼参りに登り向かいましたが、この権現堂は女が入ってはいけない場所でした。
姉妹は知らずに堂を入って参拝してしまいましたが下山の途中のことでした。
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まさかの吹雪が来ていて、姉妹は帰ろうとしても激しい吹雪にあわれて身動きできません。
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家にいる娘二人を心配している母親は吹雪で気がつき、夜更けになっても帰ってこなかった。
「あの子たち、もしや、権現堂へ行ったのか!吹雪にあってもバチ当たったんだ。」
と、母親は囲炉裏で座ったまま眠ってしまった。
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朝が明け母親が目を覚め戸を開けると遠くから山の景色を眺めると、なんと、不思議ほど山に二人の形が真っ白く残っていた。
「これはまさかのあの子たちか。」
と、母親は驚いて悲しんだ。
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姉妹の帰らぬままがあの山に形が残され、この山を人形山と呼ばれたそうな。
(おしまい)
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この作品は今年の高槻市美術展のデザイン部門入選作品です。

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この記事へのコメント

2019年09月20日 21:14
こんばんは♪
やさしいお嬢様なのに。。。
悲しい。
白馬もそのような話じゃなかったかな?
2019年09月20日 21:16
こんばんは♪
>今年の高槻市美術展のデザイン部門入選作品です
入選、おめでとうございます♪
sisi
2019年09月21日 19:58
もうヘトヘトさん、ありがとうございます。入選祝いありがとうございます。

人形山は親切で優しい娘たちの悲しいドラマを描きます。母親のために大事にしてるんですね。
sisi
2020年03月30日 21:05
トトパパさん,ありがとうございます。嬉しいです。