佐多殿、彦坂光正、彦坂殿、入江貞親夫人、曽我殿

曽我古祐夫人、彦坂光正の娘の曽我殿が先生。
福間元明の娘の入江貞親夫人が兎。
彦坂光正の妹、近藤秀正夫人の彦坂殿が友人。
喜入季久夫人、佐多忠将の娘の佐多殿が国民小学校六年生の少年。
彦坂成光と苅屋殿の息子、紀州東照宮の建立者、徳川家康の家臣、徳川頼宣の家老で紀州藩の彦坂光正が友人の父親。


「山百合になった兎」
(栃木県鹿沼市の昔話)
むかし、終戦間近の7月の中ごろ、栃木の鹿沼に国民学校六年生の少年は東京より集団疎開した友人と城跡の原っぱへ兎の餌を取りに行った。
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友人の父は反戦論を唱え特高にとらわれていた。友人は常に反抗的態度をとっているため、先生より叱られてばかりいる上に、級友よりも除け者にされていた。
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だが少年とは昼食のさつま芋を分けて食べ合ったことがきっかけとなって、仲良くなっていた。
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連れていった兎を原っぱに放して、餌にする草を取っているところへ行きました。
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行く突然、グラマ機が超低空でおそって来た。
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身を伏せたとたん、わずか数十センチ先で兎が機銃弾を受けて、血をふいてはじけとばされた。
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敵機の飛び去るのを待つ時間が長く感じられて、近くの林に兎を埋めました。
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埋めたあと、生きていたことを喜びあいながら帰途につく道に、なんと、山百合が咲いていた。
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あの山百合は兎の身がわりとして大切に育ちました。    (おしまい)
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(参考出典:現代民話考7学校•笑いと怪談 ちくま文庫·筑摩書房刊)

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