浅井くす、三の丸、江梨殿

浅井長政の娘、京極竜子の乳母、豊臣秀吉の侍女の浅井くすが、近江商人。
織田信長の娘、豊臣秀吉、二条昭実夫人の三の丸が、尾張商人。
江梨大学の娘、高橋氏高夫人の江梨殿が、紀伊商人。

「ほらふき商人」
 (滋賀県近江八幡市の昔話)
むかし、京都の商人宿で、紀州と尾張と近江商人が、同じ部屋に泊まっていました。
夕飯のあと、思わず話がはずんで、互いの国自慢になった。
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「紀州は、うまいミカンが聞いてるけど、ミカンの中が一番甘酸っぱくて、大きいのはどれほどあるのか。」
尾張商人が言うと、紀州商人は待ってましたとばかりに、ニコニコして、
「うちのミカンはな、つぶよりですごく甘酸っぱいからな。一番大きいのは、子供一人で抱えるのは無理な一尺(30cmほど)ぐらいだ。」
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これを聞いた尾張商人は、こいつほらふきしてるなと思い、驚いたように、
「なんて素晴らしい紀州だ。でも大きいといえば、わしの村には大根が盛んだが、大きいもんはある。力のある大きい男でも、一人は無理。5,6人かかっても精一杯だ。太くて大きい大根がある。味も日本一だ。」と話した。
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それを聞いた近江商人も感心したように、
「わしもあのうまい大根をお目にかかりたい。うちの近江は、えらい大きな太鼓があるんや。それに、どこまで音は届くのかという競争があり、今年も見事な太鼓を作ったんや。」
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尾張商人と紀州商人は、太鼓なんて、あんまり珍しいもんじゃないと思い、ニヤニヤしながら聞いた。
「おおー、その太鼓は、どんな皮で、できてるのか。」
「じゃあ、音は、どこまで聞こえるのか。」
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「そんなにいい太鼓ではないが、自分が旅したとき、仕入れた話をはりますのや。その音は良く、紀州から尾張まで聞こえるんや。」
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そう言われて、紀州商人と尾張商人は顔が赤くなり、ガクリときた。
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むかしから近江商人は、鋭い知恵を働いて、金をもうけるのが上手で、他国では、とてもたちうちできないそうな。
  (おしまい)
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この記事へのコメント

2021年03月27日 16:35
こんにちは。
近江商人がなかなかの商売上手とよく言われてましたが
このお話でそれがよ~くわかりました。
sisi
2021年03月28日 11:24
にゃーちゃん、ありがとうございます。あの商人は、知恵や工夫を生かしていますね。伝統を感じます。