明智美津、宇佐美長元の娘、小場の方、称野原の方、鳥田武通夫人(新春歴史水着クイーンスペシャル26)
明智光秀の娘、今西春房夫人の明智美津が猫。
久貝正俊夫人の宇佐美長元の娘が犬(シュナウザー)。
小場宗義の娘、戸村義国夫人の小場の方が怠け男。
清水景治の娘の称野原の方が伯父、乙姫。
杉元相の娘の鳥田武通夫人が嫁、河童。
「猫と犬と河童」
(長崎県の昔話)
むかし、長崎の小浜に、大変怠け男がいまして、嫁はもらいましたが、働く気は全くない、朝からだらしなく寝込んだり、飼っている猫や犬の遊びまくりな暮らしでした。

見かねた伯父が元手は出すから少しは働いてみろと言うと、男はやっとその気を起こして、そして魚売りをやってみようと考えた男は、魚の市場へ出かけますと、獲れたばっかりの一番大きな鯛を1尾仕入れて魚に土がついているので海辺で洗うと、魚が急に暴れ出して逃げてしまった。

男が家に帰ると、また伯父がやってきて、もう一度元手を出してくれたので、今度は慎重に仕事をしようと考えました。翌日、仕事探しに家を出ると、見知らぬ男が近づいてきて、妙なことを言った。自分は竜宮からの使いもので、男迎えに来ました。男は、
「竜宮へは一度行ってみたいと思っているが、海底にあるので行くことができない。」と言うと、使いの男は自分と一緒なら何も心配することは無いと言い、目を閉じ、手を引いて海に入って、男を海底にある竜宮へ案内しました。

竜宮につくと、美しい乙姫が出迎えてくれた。男は乙姫に、「あなたは、私の使いである体を伸ばしてくれた恩人でもあります。」

とお礼を言われ、指輪を渡されました。
その指輪は、指につけて右に回すと米蔵と金蔵が出てきて、左に回すと大きな家が出ると言う魔法の不思議な指輪でした。男はその指輪をもらい、喜んで家に帰ると、そして指にはめた指輪を左に回すと、目の前に大きな2階建ての家が現れた。

次に右に回すと、今度はお金がザクザクと溜まり、金蔵と米倉が現れた。男は夢中になり、もう一つ金蔵を出そうと思い、力込めて指輪を回すと、蔵は現れたが、その金蔵は空っぽでした。男は空っぽの蔵の中へ櫃を置くと、そこへ指輪を大事にしまっておくことにした。

ある日、男の留守中に嫁が蔵の中に入り、櫃の中に隠してある指を見つけ、ちょうどそこへ沖の島から飴屋がやってきたので、指輪を飴玉などと理解してもらいました。家に帰った男は、蔵の中の筆を開けてびっくりした。そして嫁の話を聞くと、烈火の如く怒りだした。「あの指輪は、宝物の魔法の指輪だ。この家も蔵もみんなあの指輪のおかげだ。それを飴玉と取り替えてしまうなんて、どうしてくれるんだ。」
男と嫁の大喧嘩のやりとりをそばで聞いていた猫と犬は・・・・・・。

その指輪を取り返してくれば、今までよりもっと可愛がってもらえるに違いない、おいら達で取り返してこようと相談して、沖の島へ出かけていきました。島へ渡ってみると、飴屋の家はすぐに見つかりました。
様子を伺い、飴屋は行商に出ているのかと留守番でした。
猫が家の中へ入り、幸いなことに目の前の棚の上に指輪が置いてありました。ところが、指輪をどちらが持って帰るかと段になると、猫も犬も功名を立てたいあまりに、自分が持って行くと言って譲らない。

結局、指輪を発見した猫が持って帰ることになり、猫はしっかり指輪を加え、わき目もふらずに海へ泳いだ。
すると途中、おいしそうな魚がピチピチとした体を動かして目の前を通りかかった。

猫がたまらなくなって思わず口を開き、指輪は海の中へ落ちていった。

そこでまた海の中で猫と犬の喧嘩が始まりました。

その時、2匹の間に、河童が顔を出し、河童はなぜか真っ赤な顔して怒り出した。
「お前ら、あんなもんを海底へ落とした困るから、何か引っかかって、まぶしくて、危なくて、潜ることも居ることもできないから、早く拾って持って帰ってくれ。」
ところが猫も犬も水の中に潜ることができません。

そこ河童に取ってきてもらうと・・・・・・。

今度は犬が指輪を口にくわえ、猫を背に乗せて、走って家に帰ってきました。

そして、指輪を男に手渡し、男は喜び嫁においしい料理を作らせ、猫と犬に満腹してもらうごちそうをしてやりました。みんな幸せになりましたね。 (おしまい)

ブログ村http://illustration.blogmura.com/humanillust
http://history.blogmura.com/his_sengoku
http://history.blogmura.com/his_nihon
http://history.blogmura.com/
久貝正俊夫人の宇佐美長元の娘が犬(シュナウザー)。
小場宗義の娘、戸村義国夫人の小場の方が怠け男。
清水景治の娘の称野原の方が伯父、乙姫。
杉元相の娘の鳥田武通夫人が嫁、河童。
「猫と犬と河童」
(長崎県の昔話)
むかし、長崎の小浜に、大変怠け男がいまして、嫁はもらいましたが、働く気は全くない、朝からだらしなく寝込んだり、飼っている猫や犬の遊びまくりな暮らしでした。

見かねた伯父が元手は出すから少しは働いてみろと言うと、男はやっとその気を起こして、そして魚売りをやってみようと考えた男は、魚の市場へ出かけますと、獲れたばっかりの一番大きな鯛を1尾仕入れて魚に土がついているので海辺で洗うと、魚が急に暴れ出して逃げてしまった。

男が家に帰ると、また伯父がやってきて、もう一度元手を出してくれたので、今度は慎重に仕事をしようと考えました。翌日、仕事探しに家を出ると、見知らぬ男が近づいてきて、妙なことを言った。自分は竜宮からの使いもので、男迎えに来ました。男は、
「竜宮へは一度行ってみたいと思っているが、海底にあるので行くことができない。」と言うと、使いの男は自分と一緒なら何も心配することは無いと言い、目を閉じ、手を引いて海に入って、男を海底にある竜宮へ案内しました。

竜宮につくと、美しい乙姫が出迎えてくれた。男は乙姫に、「あなたは、私の使いである体を伸ばしてくれた恩人でもあります。」

とお礼を言われ、指輪を渡されました。
その指輪は、指につけて右に回すと米蔵と金蔵が出てきて、左に回すと大きな家が出ると言う魔法の不思議な指輪でした。男はその指輪をもらい、喜んで家に帰ると、そして指にはめた指輪を左に回すと、目の前に大きな2階建ての家が現れた。

次に右に回すと、今度はお金がザクザクと溜まり、金蔵と米倉が現れた。男は夢中になり、もう一つ金蔵を出そうと思い、力込めて指輪を回すと、蔵は現れたが、その金蔵は空っぽでした。男は空っぽの蔵の中へ櫃を置くと、そこへ指輪を大事にしまっておくことにした。

ある日、男の留守中に嫁が蔵の中に入り、櫃の中に隠してある指を見つけ、ちょうどそこへ沖の島から飴屋がやってきたので、指輪を飴玉などと理解してもらいました。家に帰った男は、蔵の中の筆を開けてびっくりした。そして嫁の話を聞くと、烈火の如く怒りだした。「あの指輪は、宝物の魔法の指輪だ。この家も蔵もみんなあの指輪のおかげだ。それを飴玉と取り替えてしまうなんて、どうしてくれるんだ。」
男と嫁の大喧嘩のやりとりをそばで聞いていた猫と犬は・・・・・・。

その指輪を取り返してくれば、今までよりもっと可愛がってもらえるに違いない、おいら達で取り返してこようと相談して、沖の島へ出かけていきました。島へ渡ってみると、飴屋の家はすぐに見つかりました。
様子を伺い、飴屋は行商に出ているのかと留守番でした。


結局、指輪を発見した猫が持って帰ることになり、猫はしっかり指輪を加え、わき目もふらずに海へ泳いだ。
すると途中、おいしそうな魚がピチピチとした体を動かして目の前を通りかかった。

猫がたまらなくなって思わず口を開き、指輪は海の中へ落ちていった。

そこでまた海の中で猫と犬の喧嘩が始まりました。

その時、2匹の間に、河童が顔を出し、河童はなぜか真っ赤な顔して怒り出した。
「お前ら、あんなもんを海底へ落とした困るから、何か引っかかって、まぶしくて、危なくて、潜ることも居ることもできないから、早く拾って持って帰ってくれ。」
ところが猫も犬も水の中に潜ることができません。

そこ河童に取ってきてもらうと・・・・・・。

今度は犬が指輪を口にくわえ、猫を背に乗せて、走って家に帰ってきました。

そして、指輪を男に手渡し、男は喜び嫁においしい料理を作らせ、猫と犬に満腹してもらうごちそうをしてやりました。みんな幸せになりましたね。 (おしまい)

ブログ村http://illustration.blogmura.com/humanillust
http://history.blogmura.com/his_sengoku
http://history.blogmura.com/his_nihon
http://history.blogmura.com/
この記事へのコメント
お正月らしく、縁起の良いお話ですね♪
世の中、このように平和であってほしいものです♪
犬と猫が招く昔話になりますね。
もし実現あれば嬉しいですね。
コロナを吹き飛ばして、福をよびたいですねー。