元光の方、佐久山御前

大田原資清の娘、佐久山義隆夫人の佐久山御前が老人。

細川澄元の娘若狭武田氏当主・武田元光夫人の元光の方が蛇。


「オッカナ淵」

   (栃木県塩谷町の昔話)

むかし、中阿久津村(高根沢町)の富士見坂の下に大きな沼があり、人々はオッカナ淵をと呼んでおった。

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この沼には、どんなに深いか底も知れず、恐ろしい大きな蛇が住んでいると言われた。

沼の周りには、丈の高い葦がいっぱい茂って、沼の中を覗くこともできませんでした。

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ある時、村の老人が、この沼の周りの草を刈りにやってきました。サクサクサクサクよく草刈り鎌は、気持ち良いようによく刈れます。

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今少しで草刈り籠もいっぱいになろうとした時、大きな石にカチンと鎌を当ててしまいました。

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「しまった、あー。」と思いながらふと石を見ると、

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その下からするすると小さな蛇が出てきて、いきなり老人の指に噛み付きました。

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「痛い痛い!」と、びっくりした老人が、手を振って小さな蛇を振り離そうとすると、みるみる蛇は大きくなってきます。

「ひゃー。助けてくれ〜。」

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その声がこだまとなって戻ってくるときは、すでに老人は頭の方からのみこまれてしまいました。老人をのんだ大きな蛇は、悠々と水の中へ姿を消してしまいました。

オッカナ淵という地名は、こうして起こったことでした。

   (おしまい)

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