山中なみ、山中盛江

山中鹿之助夫人の山中なみが、佐平太、宮蜘蛛、飼い猫。
山中鹿之助の娘の山中盛江が、隣の人。

「大ほらふきの佐平太」
  (島根県出雲市の昔話)
むかし、出雲は神門(かんど)に佐平太という大ほらふきがいました。
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ある晩、夜通し西南風が吹いて、寝られぬほど騒がしいことがありました。
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それでも夜明け方から雨になって、風はそれっきり止んでしまいました。
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眠たげな佐平太は、のっそりと隣の家へやってきました。
「おはよう。どうだ、昨夜の風は。」
「はあ、大したことだったね。」
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「大した事だったがねえ。うちではね、戸口へ石の搗臼(つきうす)を出しといたら、今朝見りゃ、どこへ飛んでいきたやら全くわかりません。
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おかしなことだと思い、門を開けてみたら、なんと石の搗臼が吹き上げられて、門の宮蜘蛛の糸にぶら下がっとったね。もう大変な大きい南風がだったね。
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ウハハハハハハ。」と大笑いして、またのっそりと家へ帰っていきました。
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佐平太は家に帰ると、飼い猫が待っていて可愛く撫でてます。
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宮蜘蛛というのは、大グモの一種でもあります。
  (おしまい)
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