松下殿(2)

松下連昌の娘、松下之綱夫人の松下殿が、カラスたち、動物たちと女の子の人間。

「火消しのカラス玉」

  (宮崎県の昔話)

昔々、大昔。あるところに大火事が起こりました。隣の村から隣の村まで、真っ赤な炎が燃え広がり、まだまだその通りの村へも火の粉が飛んでいきました。


image.jpeg

その時、西の山の方から真っ黒い雲が飛んでくるように見えました。雲手は無い。それは何千、何万羽のカラスの大群れでした。


image.jpeg

カラスはくちばしに木の小枝を加えて東の海へ飛んでいきました。何千、何万のカラスの大群れは海の水を小枝にしめすと、また黒い雲のように飛んできた。


image.jpeg

そしてカラスたちは、水を含んだ小枝をふるわせて空から水をまいた。

西の空から東の空へ西から東へ東から西へ何千何万のカラスの大群れは何回も何回も海の水を運んで大火事の村へと飛んで行きました。


image.jpeg

何千何万のカラスの運ぶ水が空から雨のような状態で降ってきました。左下の大きな家の下隣の村までで消えました。


image.jpeg

下の大火事のあった村の焼け野原に何十何百羽のカラスが黒焦げになって焼け死んでいました。


image.jpeg


羽を焼かれて疲れ果てたカラスたちがあの大火事の消火のために死んでいました。

 「こんなかわいそうなカラスたちが火消しの坊さんだったなー。」とあわれに思い出した。


image.jpeg

それからと言うもの,この大火事から助かったこの村では旧暦21日になると、火消しのカラス坊主に団子を作ってあげたと言う伝わりでした。

  (おしまい)


image.jpeg

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 8

驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

2020年08月23日 11:13
こんにちは

宮崎県の昔話ですか。
2020年08月23日 16:44
こんにちは。
賢いカラスならではのお話ですね。
でも 頑張ったけど死んじゃって・・・(涙)
ラストの美味しそうにお団子食べてるカラスの絵に救われました。
2020年08月24日 21:22
こんばんは♪
>羽を焼かれて疲れ果てたカラスたちが
>あの大火事の消火のために死んでいました。
カラスに感謝!
スリランカでは、食べ残したものなど食べてくれるので
コレラなども病気対策とカラスに感謝している国もある。
色が黒いだけで嫌われたら溜まらん!
sisi
2020年09月07日 16:36
トトパパさん、ありがとうございます。
宮崎は伝説の多そうな昔話です。

もうヘトヘトさん、ありがとうございます。
スリランカも役立つことが伝わりますね。

にゃーちゃん、ありがとうございます。
最後の場面は美味しいから可愛い表情を描きました。