鹿子畠御前、春松院、小沢忠重夫人(新春歴史水着クイーンスペシャル6)

大俵胤清の娘の鹿子畠御前が狐。
宍戸隆家の娘の春松院が坊さん。
長田重元夫人の小沢忠重夫人が通行人、村人。

「咳狐」(せきぎつね)
(京都府南丹市の昔話)

むかしむかしは丹波国の山奥に1匹の狐が住んでおりました。
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その狐は朝から晩までコホンコホンと咳の一声すると、どんな人間や動物の姿を化けて、道に通ってくる人間を騙す悪知恵を働かします。
この狐を咳狐というのだ。
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古本古本と咳をしました。雲の悪い年寄り、怪我をしている美女の旅人、迷子になった子供、生活の苦しい野菜売り、噛みつく犬、暴れる馬、山賊といった次から次へと化けだし、人間の持っていたお金や食べ物などの宝物を奪いました。
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狐の住処は眠れないほどのお宝物の山々が集まってしまいました。
「ひひひ〜、まだまだ集まりそうやー。どんどん騙すで〜。」
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次の日のことだ。
その道には体のたくましい旅の坊さんが通りがかった。
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狐はコホンコホンと咳をして、今度は倒れそうな浮浪者を化けた。
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「あー、あー、お、和尚さまあー。」
「どうしたんだ!」
「わしは、7日間、飯食わず力が出ませんー。た、助けてくださいー。」
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と、狐が上手く騙したかと思いきや逆に今度は、鼻のいい坊さんが匂いを嗅いだら狐とわかってしまいました。
「保ほー、面白いことするな〜狐よ。このワシが通用できると思ったのかー。」
と、ニヤッと笑い出した坊さん。
「なんで見破ったんやー。」
と狐は何も気づかずおかしくなってきた。
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狐はだんだんと気を失い、坊さんが説教を喰らいました。
「そんなに人をだまして幸せになることは不幸になることだ。お前には通りがかる人間を助けたり、村人たちの困ったことを手伝う幸せするしかない。忘れるではないぞ!喝〜!」
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それを聞いた狐は心を入れかえてしまい、困った人間を救う役目になる狐になりました。
     (おしまい)
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この記事へのコメント

2020年01月03日 09:29
おはようございます♪
知らない話ですが、いいお話ですね♪
2020年01月03日 10:41
こんにちは

昔話、いいですね。
sisi
2020年01月03日 12:13
もうヘトヘトさん、ありがとうございます。
この話は、皆さんも全く知らないですのでブルグ初公開です。
私が35年前の食学生時代に、妖怪百科を読んだことを思い出して昔話にしました。
SISI
2020年01月03日 12:24
トトパパさん、ありがとうございます。
今回は京都のほのぼのな昔話を取り上げました。
ちょっとやり方が変わった狐が主人公です。